アングル重量計算|Lアングル・等辺山形鋼の単重を求める
アングル(L形鋼・山形鋼)の重量は、両辺と厚みから断面積を近似し、 そこに長さと密度を掛けて求めます。この記事ではアングルの重量計算式、代表サイズの単重早見表、長さと本数を入れた計算例をまとめます。見積もりや拾い出しでよく使う、L-50×50×6、L-75×75×6などの確認に使えます。
1. アングル重量の基本式
アングルはL字形なので、縦の板と横の板を足し、重なっている角の厚み分を1回引くと断面積を近似できます。 寸法はすべてmmでそろえます。
断面積(mm²) = (辺A + 辺B - 厚み) × 厚み
単重(kg/m) = 断面積(mm²) × 密度(g/cm³) × 0.001
総重量(kg) = 単重(kg/m) × 長さ(m) × 本数
鉄・SS400の概算なら密度は7.85で計算します。 ステンレスなら7.93、アルミなら2.70に変えるだけで同じ式が使えます。
2. アングル単重の早見表(SS400・近似)
よく使うサイズを、上の式で計算した近似単重です。角Rを単純化しているため、 正式な規格単重とは少し差が出ることがあります。
| サイズ | 断面積 (mm²) | 単重 (kg/m) |
|---|---|---|
| L-25×25×3 | 141 | 1.11 |
| L-30×30×3 | 171 | 1.34 |
| L-40×40×3 | 231 | 1.81 |
| L-40×40×5 | 375 | 2.94 |
| L-50×50×4 | 384 | 3.01 |
| L-50×50×6 | 564 | 4.43 |
| L-65×65×6 | 744 | 5.84 |
| L-75×75×6 | 864 | 6.78 |
| L-90×90×7 | 1,211 | 9.51 |
| L-100×100×10 | 1,900 | 14.92 |
| L-75×50×6 | 714 | 5.60 |
| L-100×75×7 | 1,176 | 9.23 |
ここにないサイズは、金属重量計算機で「アングル」を選び、辺A・辺B・厚みを入れると同じ考え方で計算できます。
3. 計算例
例1:L-50×50×6、長さ5.5m、10本(SS400)
断面積 = (50 + 50 - 6) × 6 = 564 mm²
単重 = 564 × 7.85 × 0.001 = 4.43 kg/m
1本 = 4.43 × 5.5 = 24.35 kg
10本 = 24.35 × 10 = 243.5 kg
例2:不等辺アングル L-75×50×6、長さ4m、6本(SS400)
断面積 = (75 + 50 - 6) × 6 = 714 mm²
単重 = 714 × 7.85 × 0.001 = 5.60 kg/m
1本 = 5.60 × 4 = 22.42 kg
6本 = 22.42 × 6 = 134.5 kg
4. 見積もりで注意する点
- 規格単重を優先する:アングルは内外のRや圧延形状があるため、矩形2枚の単純計算と完全には一致しません。 正式な見積もり、発注、重量証明ではメーカーの単重表やミルシートを優先します。
- 定尺の長さを確認する:5.5m、6mなど定尺から切る場合、製品重量だけでなく購入重量・端材も確認します。 取り数は端材取り(切断計算)で確認できます。
- メッキ重量を足す:溶融亜鉛メッキをかける場合は、表面積に付着量(g/m²)を掛けた重量が増えます。 液だまりや孔あけの影響もあるため、初期見積もりの目安として扱います。
- 穴あけ・切欠きは別計算:穴や切欠きが多い場合は、その体積分だけ軽くなります。 ただし通常の概算では、余裕を見て穴分を引かずに見積もることも多いです。
アングルの寸法を入力して、単重・総重量・材料費・メッキ重量をまとめて確認できます。
アングル重量を計算する(無料)よくある質問
Q. アングルの重量はどうやって計算しますか?
A. 断面積(mm²) = (辺A + 辺B - 厚み) × 厚み で近似し、単重(kg/m) = 断面積 × 密度 × 0.001 で求めます。鉄・SS400なら密度7.85を使います。
Q. L-50×50×6の単重は何kg/mですか?
A. 近似計算では断面積が(50+50-6)×6=564mm²、単重は564×7.85×0.001=約4.43kg/mです。規格表の値もおおむねこの値に近くなります。
Q. 等辺アングルと不等辺アングルで式は変わりますか?
A. 基本式は同じです。等辺なら辺Aと辺Bが同じ寸法、不等辺ならそれぞれ別の寸法を入れます。例としてL-75×50×6なら(75+50-6)×6で断面積を出します。
Q. 規格表の単重と少し違うのはなぜですか?
A. この計算は角のRや端部の形状を単純化した近似です。正式な発注・見積もりではメーカーの単重表、JIS規格表、ミルシートの値を優先してください。
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