ヒューズ・ブレーカー容量計算機
負荷電流または消費電力から、ヒューズ・ブレーカー容量、設計電流、電線許容電流との関係を概算します。 DC、単相、三相の初期検討と、電線サイズの見直しに使えます。
負荷条件
電流が分かる場合はA入力、消費電力から見る場合はW入力を使います。
電線条件
選んだ保護器が、現在の電線許容電流を超えないかも同時に確認します。
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ヒューズ・ブレーカー容量の考え方
ヒューズやブレーカーは、負荷を動かすためだけでなく、電線や機器を過電流から守るために入れます。 そのため容量は「負荷電流より大きければよい」ではなく、電線の許容電流、連続負荷、突入電流、短絡時の遮断能力を合わせて考える必要があります。
このツールでは、入力された負荷電流に負荷係数と余裕率を掛け、標準的な保護器容量の候補へ切り上げます。 同時に、選んだ容量が現在の電線許容電流を超えていないかを確認します。
計算式
単相・DCの電流 = 消費電力 W ÷ 電圧 V ÷ 力率
三相の電流 = 消費電力 W ÷ (√3 × 線間電圧 V × 力率)
設計電流 = 負荷電流 × 負荷係数 × 追加余裕率
推奨容量 = 設計電流以上の標準容量へ切り上げ
連続負荷やヒーター負荷は125%で見る設定にしています。モーターや電源装置は突入電流が大きいため、 容量だけでなくブレーカーの動作特性、ヒューズの速断・タイムラグ、メーカー指定を確認してください。
電線サイズとの関係
保護器容量が電線の許容電流を超えると、過負荷時に電線を守れない可能性があります。 結果欄の「現電線での上限目安」と「保護器に対する電線候補」を見て、必要に応じて電線サイズを上げてください。
長い配線では、許容電流だけでなく電圧降下も問題になります。サイズ候補が決まったら、電線サイズ・電圧降下計算機で降下率を確認し、AWG表記の線材はAWG-sq変換計算機でsqへ換算できます。
このツールで分かること・分からないこと
- 分かる:負荷電流、設計電流、標準容量への切り上げ、現在の電線許容との関係、必要sqの目安。
- 分からない:法規適合、遮断容量、短絡電流、漏電保護、保護協調、機器ごとの指定ヒューズ、現場施工可否。
建物配線、分電盤、産業設備、車両、蓄電池、太陽光、大電流DCでは、誤った保護器選定が火災や感電につながります。 このページの結果だけで施工・改造の可否を判断しないでください。
よくある質問
Q. 15Aの負荷には15Aブレーカーでよいですか?
A. 連続負荷なら余裕を見て設計電流を上げる必要があります。さらに、電線許容電流が選んだ保護器容量以上あるかも確認してください。
Q. モーターは表示された容量で必ず使えますか?
A. いいえ。モーターは始動電流が大きく、通常の負荷より選定が難しいです。専用の過負荷保護、始動方式、メーカー資料を優先してください。
Q. ヒューズとブレーカーは同じ容量なら同じですか?
A. 同じではありません。遮断特性、溶断時間、突入電流への強さ、遮断容量が違います。機器保護では指定された種類と定格を使うのが基本です。