端材取り 即算(定尺カット)
更新日: 2026年7月17日
定尺と切り代から、必要な定尺本数・歩留まり・残材/端材と 「どの定尺から何をどう切るか」の切り出し指示をその場で計算します。入力は自動保存されます。
定尺取りの考え方や切り代・歩留まりの基本は鋼材の定尺取り・端材計算にまとめています。
端材取り(定尺カット)
余りがしきい値以上=次に使える残材、未満=捨てる端材として集計します。
切り出し指示同じ切り方はまとめて表示
Pro Pack
金属加工 Pro パック
複数部材の重量集計、端材取り、Excel/CSV取込、CSV書き出し、印刷/PDFまでまとめて使う買い切りパックです。
金属加工の計算ツール
重量・材料取り・曲げ・ねじ寸法をまとめて確認
関連ツール
概要
この計算機は、鋼材・形材・パイプ・アングルなどの長尺材を、定尺(5500mm・6000mm・7000mmなど)から どう切り出せば端材を減らせるかを確認するためのツールです。 必要な部材の長さと本数を入れるだけで、必要定尺本数、歩留まり、残材、端材、切り出し指示を表示します。 板取り・木取りと同じ考え方を、金属加工の鋸刃幅(切り代)込みで扱います。
使い方
- 在庫または発注予定の定尺サイズを登録します。
- 切り代(鋸刃幅)と、残材として取っておく最小長さを設定します。
- 切り出す部材の長さ・本数を入力し、注文本数と切り出し指示を確認します。
無料版では基本的な端材取りを確認できます。部材行を増やしたい場合や、複数の定尺サイズを混ぜて最適化したい場合は Pro 機能が向いています。
金属の特徴
端材取りは長さの計算ですが、現場では材質によって残材の扱いが変わります。 鉄は安価で溶接しやすく、多少の残材も次の治具や補強材に回しやすい材料です。 ステンレスやアルミは材料単価が高く、表面傷や異材混入にも気を使うため、短い残材でも管理する価値があります。
比重一覧
| 材質 | 比重の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 鉄・SS400 | 7.85 | 安価で入手しやすく、溶接・切断・穴あけがしやすい |
| ステンレス | 7.93 | 耐食性が高い。切削や穴あけは鉄より重く、焼けに注意 |
| アルミ | 2.70 | 軽い。溶接や切削は材料に合った刃物と条件が必要 |
| 銅 | 8.96 | 熱伝導・電気伝導が高い。重量と材料単価は高め |
| 真鍮 | 8.50 | 切削性が良く、装飾・部品用途に使いやすい |
重量や材料費まで見たい場合は金属重量計算機で断面形状と長さから計算できます。
用途・溶接性・加工性
鉄・SS400
架台、柵、ブラケット、一般製缶向け。半自動溶接や穴あけがしやすく、コストも抑えやすい材料です。
ステンレス
水回り、食品、屋外部品向け。耐食性は高い一方、切削熱や焼け、歪みへの注意が必要です。
アルミ
軽量化したい治具、カバー、フレーム向け。軽いですが、溶接やタップ加工は条件管理が重要です。
銅・真鍮
電気部品、熱伝導部品、装飾部品向け。材料単価が高く、端材管理の効果が出やすい材料です。
強度比較の考え方
一般的には、同じ断面なら鉄は扱いやすい強度と価格のバランスが良く、ステンレスは耐食性を優先する場面で選ばれます。 アルミは軽さが大きな利点ですが、同じ形状で鉄と同じ剛性を期待するとたわみが大きくなることがあります。 実際の強度は材質名だけでなく、規格、熱処理、断面形状、溶接部、荷重条件で変わります。
注意点
- 端材取りの結果は、入力した定尺と切り代を前提にした概算です。
- 材料端部の傷、曲がり、耳落とし、メッキ後の歪みは計算に含みません。
- 異材の残材を混ぜると、後工程で取り違えが起きやすくなります。材質と寸法を分けて管理してください。
- 切断後に曲げ、穴あけ、溶接を行う場合は、加工しろやつかみ代も別で見込んでください。
よくある質問(FAQ)
Q. 端材取り計算機は何を計算できますか?
A. 定尺長さ、切り代、必要な部材長さと本数から、必要な定尺本数、切り出し指示、歩留まり、残材と端材の長さを計算できます。
Q. 鉄、ステンレス、アルミで端材取りの考え方は変わりますか?
A. 長さの割付そのものは同じですが、材料単価、重量、溶接性、曲げやすさが違うため、残材として残す価値や発注単位の判断は変わります。
Q. 切り代は何mmで入れればよいですか?
A. バンドソーやチップソーの刃幅を実測して入れるのが確実です。迷う場合は3mm前後から始め、実際の切断機に合わせて調整してください。
Q. スマホでも使えますか?
A. 使えます。入力内容はブラウザに保存されるため、同じ端末で次回も続きから確認できます。
Q. 強度計算もできますか?
A. このページの計算機は材料取り用です。強度は断面形状、荷重条件、支持条件、溶接部で変わるため、必要に応じて設計基準や専門家の確認を優先してください。
関連情報
- 鋼材の定尺取り・端材計算:定尺、歩留まり、計算例の解説
- 金属重量計算機:材質別の重量・材料費計算
- 板金曲げ 展開長計算機:曲げ加工の展開長計算
- ネジ・ボルト 早見表:穴あけや締結寸法の確認
- Acorn Tools トップ:無料計算ツール一覧
このツールについて
- 用途
- 定尺材の発注本数、切断指示、歩留まり、残材管理を事前に確認するためのツールです。
- 誰向けか
- 金属加工、製缶、建築金物、農業設備、DIYで鋼材や形材を切る人向けです。
- 情報の根拠
- 端材取りは長さと切り代の算術計算、比重は一般的な材料重量計算で使う代表値に基づいています。実際の発注では問屋の定尺、材料規格、切断機の条件を優先してください。