鋼材の定尺取り・端材計算|5.5m・6m材から何本取れるか
鋼材、パイプ、アングル、チャンネルを定尺から切るときは、必要な長さを足すだけでは足りません。 切り代、残材として残す長さ、端材として捨てる長さまで見ないと、材料本数や歩留まりがズレます。 この記事では、定尺取りの基本式と現場での考え方をまとめます。
1. 定尺取りの基本
定尺取りでは、切り出す部材長さに加えて、カット回数ぶんの切り代を見込みます。 鋸刃幅が3mmなら、1本切るたびに約3mmの材料がなくなります。
使用長さ = 部材長さの合計 + 切り代 × カット回数
余り = 定尺長さ - 使用長さ
歩留まり(%) = 部材長さの合計 / 定尺長さ × 100
余りが次回使える長さなら残材、使えない長さなら端材として扱います。しきい値を決めておくと、 見積もりと現場の判断がそろいやすくなります。
2. 5.5m材の計算例
例:5500mm材から 1800mm×2本、900mm×2本を取る
部材長さ合計 = 1800×2 + 900×2 = 5400mm
カット数を4回、切り代3mmとすると 切り代合計 = 12mm
使用長さ = 5400 + 12 = 5412mm
余り = 5500 - 5412 = 88mm
この組み合わせは1本の定尺に入りますが、余り88mmはほぼ端材です。 残材を残したい場合は、部材の組み合わせを変えるか、6m材を使う判断もあります。
3. 複数寸法があると手計算が難しくなる
1種類だけなら足し算で済みますが、長さが3種類、4種類と増えると、どの定尺にどの部材を入れるかで端材量が変わります。 長いものから順に入れるだけでは、短い部材がうまく入らず本数が増えることもあります。
- 長物優先:まず長い部材を配置して、短い部材で隙間を埋めます。
- 残材しきい値:500mm以上は残す、未満は端材など、判断基準を決めます。
- 定尺混在:5500mmと6000mmを混ぜると本数が減る場合があります。
- 切断順:同じ材料でも切る順番で測り間違いや端材の扱いが変わります。
4. 重量・材料費も合わせて見る
材料費は製品長さではなく、購入する定尺本数ベースで決まります。 重量や材料費を見たい場合は、金属重量計算機で単重と購入重量を確認してから、端材取りで本数を決めると見積もりが組みやすくなります。
定尺・切り代・必要寸法を入力して、必要本数・歩留まり・端材を自動計算できます。
端材取り計算機を開くよくある質問
Q. 定尺取りとは何ですか?
A. 5.5mや6mなどの定尺材から、必要な長さの部材をどう切り出すかを決めることです。材料本数、歩留まり、残材、端材に直結します。
Q. 切り代はなぜ必要ですか?
A. 切断するたびに鋸刃の厚み分だけ材料が減るためです。切り代を入れないと、最後の部材が数mm足りないことがあります。
Q. 残材と端材はどう分けますか?
A. 次回使える長さを残材、使い道がなく捨てる長さを端材として分けます。しきい値は現場によって違いますが、300mmや500mmなどで管理すると判断しやすくなります。
Q. 複数の長さが混ざる場合も計算できますか?
A. できます。端材取り計算機では、複数の切り出し長さと本数を入れて、必要な定尺本数と切り出し指示を計算できます。
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