電線ロス比較計算機
同じ長さ・電流で電線サイズを太くした場合に、電圧降下、損失W、月額・年額の電気代ロスがどれだけ減るかを比較します。 長距離配線、LEDテープ、バッテリー配線、動力配線のサイズ検討に使えます。
比較条件
基準の電線サイズから太くした場合の電圧降下、損失W、電気代ロスを比較します。長さは片道距離です。
使用時間・判定条件
基準の年額ロス
10,798 円
121.0 W / 8.06%
最大サイズでの年額削減
9,256 円
14 sq、損失 85.7% 減
目標降下率を満たす最小サイズ
5.5 sq
2.93% / 末端 97.07 V
サイズ別比較
削減額は基準サイズとの差です。材料費差や施工費は含みません。
単相2線は往復2本分の抵抗と損失で計算しています。長さは片道距離です。
| サイズ | 電圧降下 | 末端電圧 | 損失W | 月額ロス | 年額ロス | 年額削減 | 削減率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 sq基準 | 8.06%(8.06 V) | 91.94 V | 121.0 W | 900 円 | 10,798 円 | - | - |
| 2.5 sq | 6.45%(6.45 V) | 93.55 V | 96.8 W | 720 円 | 8,639 円 | 2,160 円 | 20.0% |
| 3.5 sq | 4.61%(4.61 V) | 95.39 V | 69.1 W | 514 円 | 6,171 円 | 4,628 円 | 42.9% |
| 4 sq | 4.03%(4.03 V) | 95.97 V | 60.5 W | 450 円 | 5,399 円 | 5,399 円 | 50.0% |
| 5.5 sq | 2.93%(2.93 V) | 97.07 V | 44.0 W | 327 円 | 3,927 円 | 6,872 円 | 63.6% |
| 6 sq | 2.69%(2.69 V) | 97.31 V | 40.3 W | 300 円 | 3,599 円 | 7,199 円 | 66.7% |
| 8 sq | 2.02%(2.02 V) | 97.98 V | 30.2 W | 225 円 | 2,700 円 | 8,099 円 | 75.0% |
| 10 sq | 1.61%(1.61 V) | 98.39 V | 24.2 W | 180 円 | 2,160 円 | 8,639 円 | 80.0% |
| 14 sq | 1.15%(1.15 V) | 98.85 V | 17.3 W | 129 円 | 1,543 円 | 9,256 円 | 85.7% |
抵抗成分だけの概算です。許容電流、被覆温度、電線管・束ね配線、ブレーカー容量、法規適合は別途確認してください。
関連ツール
電線ロス比較で分かること
電線を太くすると抵抗が下がり、同じ電流でも電圧降下と発熱損失が小さくなります。 このツールでは、基準サイズから標準sqを順に太くした場合の損失W、月額ロス、年額ロス、削減額を一覧で見られます。 「2sqのままでよいか、3.5sqや5.5sqに上げる価値があるか」を初期検討する用途です。
計算式
長さは片道距離を入力します。DC・単相2線は往復2本分、三相3線は3本分の損失で計算します。
片道抵抗 R = 抵抗率ρ × 長さL ÷ 断面積A
DC・単相2線の電圧降下 = 2 × I × R
三相3線の電圧降下 = √3 × I × R
DC・単相2線の損失 = I² × 2R
三相3線の損失 = 3 × I² × R
年額ロス = 損失W × 使用時間 × 使用日数 × 12 ÷ 1000 × 円/kWh
単体計算との使い分け
1つの電線サイズについて詳しく見る場合は電線抵抗・発熱・損失計算機、電源電圧に対する降下率と推奨sqを確認する場合は電線サイズ・電圧降下計算機が向いています。このページは複数サイズを横並びで比べるための比較表です。
注意点
- 材料費差、施工費、端末部品、取り回しやすさは比較に含みません。
- 力率、リアクタンス、突入電流、高調波は含まない抵抗成分だけの概算です。
- 許容電流、被覆温度、電線管、束ね配線、ブレーカー容量、法規適合はこの表だけでは判断できません。
許容電流は電線許容電流計算機、保護器容量はヒューズ・ブレーカー容量計算機も併用してください。
よくある質問
Q. 削減額が大きいサイズを選べばよいですか?
A. 電気代ロスだけでなく、材料費、施工性、端子サイズ、盤内スペース、許容電流、保護装置との整合も見て選びます。 このツールは損失差を数字で見るための初期検討用です。
Q. 長さは片道ですか?
A. 片道です。DC・単相2線は内部で往復2本分、三相3線は3本分の損失として計算します。
Q. ACでも使えますか?
A. 単相2線と三相3線の抵抗損失の概算に使えます。ただし力率やリアクタンスは含まないため、長距離・大電流・厳密設計では専門資料を優先してください。