チャンネル鋼重量計算|溝形鋼・Cチャンネルの単重を求める
チャンネル鋼(溝形鋼・Cチャンネル)は、ウェブと左右のフランジでできたコの字形の鋼材です。 この記事では、断面積の近似式、代表サイズの単重早見表、長さと本数を入れた重量計算例、 規格単重との差が出る理由をまとめます。
1. チャンネル重量の基本式
近似では、中央のウェブと左右のフランジを長方形として足し合わせます。軽量C形鋼のリップがある場合は、 リップ部分の面積も追加します。
断面積(mm2) ≒ 高さ×ウェブ厚み + フランジ幅×フランジ厚み×2
単重(kg/m) = 断面積(mm2) × 密度(g/cm3) × 0.001
総重量(kg) = 単重(kg/m) × 長さ(m) × 本数
鉄・SS400の概算では密度7.85を使います。ステンレスやアルミのチャンネルなら密度を入れ替えます。
2. チャンネル単重の早見表(SS400・近似)
| サイズ | 近似断面積 (mm2) | 単重 (kg/m) |
|---|---|---|
| C-60×30×2.3 | 263 | 2.06 |
| C-75×45×2.3 | 367 | 2.88 |
| C-100×50×2.3 | 454 | 3.56 |
| C-100×50×3.2 | 614 | 4.82 |
| C-125×65×3.2 | 794 | 6.23 |
| C-150×75×3.2 | 954 | 7.49 |
| [-100×50×5 | 950 | 7.46 |
| [-150×75×6.5 | 1,901 | 14.92 |
早見表は単純な矩形近似です。正式な発注や重量証明ではメーカーの規格単重を優先してください。
3. 計算例
例:C-100×50×3.2、長さ5.5m、8本(SS400)
断面積 ≒ 100×3.2 + 50×3.2×2 = 640 mm2
単重 = 640 × 7.85 × 0.001 = 5.02 kg/m
1本 = 5.02 × 5.5 = 27.63 kg
8本 = 27.63 × 8 = 221.0 kg
リップ付きC形鋼ではリップ分を足します。圧延溝形鋼は角Rやテーパーがあるため、近似と規格単重に差が出ます。
4. 見積もりで注意する点
- リップの有無:軽量C形鋼は端部にリップがあるため、単純なコの字より断面積が増えます。
- 規格単重:圧延溝形鋼は角R・テーパーを含むため、正式には規格表のkg/mを使います。
- 定尺取り:5.5mや6mから複数長さを切る場合は、製品重量だけでなく購入本数と端材を確認します。
- メッキ面積:コの字の内側にもメッキが付くため、外形だけの表面積では少なめに出ます。
チャンネルの寸法を入力して、単重・総重量・材料費・メッキ重量をまとめて確認できます。
チャンネル重量を計算するよくある質問
Q. チャンネル鋼の重量はどう計算しますか?
A. 近似では、断面積=(高さ×ウェブ厚み)+(フランジ幅×フランジ厚み×2) で求め、単重=断面積×密度×0.001でkg/mにします。
Q. Cチャンネルと溝形鋼で式は同じですか?
A. 概算の考え方は同じです。ただしリップ付きC形鋼、圧延溝形鋼、軽量形鋼では角R・リップ・テーパーが違うため、正式には各規格の単重表を確認します。
Q. 規格表より重く出るのはなぜですか?
A. 矩形を足し合わせる近似は角Rや曲げ部の形状を単純化するためです。軽量C形鋼や圧延材は実断面が単純な長方形ではありません。
Q. メッキ重量も見たい場合は?
A. 表面積に付着量を掛けて概算します。Acorn Toolsの金属重量計算機では、重量・表面積・メッキ重量を同時に確認できます。
関連ツール・関連記事
- 金属重量計算機:チャンネル・アングル・角パイプの重量を計算
- 鋼材の重量計算の方法:鋼材全般の基本式
- 亜鉛メッキの重量増加計算:メッキ後重量の見込み方
- 端材取り(切断計算):定尺から何本取れるかを計算