鋼板・鉄板重量計算|板厚別の重さ早見表と計算式
鋼板・鉄板の重量は、面積、板厚、密度から計算します。 この記事ではSS400の板厚別kg/m²、3×6・4×8・5×10板の重量早見表、ステンレス板やアルミ板へ置き換える計算例をまとめます。板材の材料拾い出し、運搬重量、切板見積もりの概算確認に使えます。
1. 鋼板重量の基本式
鋼板は長方形の板なので、まず幅と長さから面積を出します。 幅・長さをm、板厚をmm、密度をg/cm³でそろえると、次の式で重量がkgで出ます。
面積(m²) = 幅(m) × 長さ(m)
1m²あたり重量(kg/m²) = 板厚(mm) × 密度(g/cm³)
総重量(kg) = 面積(m²) × 板厚(mm) × 密度(g/cm³) × 枚数
鉄・SS400の概算なら密度は7.85です。 たとえば板厚6mmなら、1m²あたり 6 × 7.85 = 47.10kg/m² になります。 ステンレスなら7.93、アルミなら2.70に置き換えるだけで同じ式が使えます。
2. 鋼板・鉄板の重量早見表(SS400)
よく使う板厚を、密度7.85で計算した概算値です。 3×6板は約914×1829mm、4×8板は約1219×2438mm、5×10板は約1524×3048mmとして計算しています。
| 板厚 (mm) | kg/m² | 3×6板 (kg) | 4×8板 (kg) | 5×10板 (kg) |
|---|---|---|---|---|
| 1.6 | 12.56 | 21.0 | 37.3 | 58.3 |
| 2.3 | 18.05 | 30.2 | 53.7 | 83.9 |
| 3.2 | 25.12 | 42.0 | 74.7 | 116.7 |
| 4.5 | 35.32 | 59.1 | 105.0 | 164.1 |
| 6.0 | 47.10 | 78.7 | 140.0 | 218.8 |
| 9.0 | 70.65 | 118.1 | 210.0 | 328.2 |
| 12.0 | 94.20 | 157.5 | 280.0 | 437.6 |
| 16.0 | 125.60 | 210.0 | 373.3 | 583.4 |
| 19.0 | 149.15 | 249.3 | 443.3 | 692.8 |
| 22.0 | 172.70 | 288.7 | 513.3 | 802.2 |
| 25.0 | 196.25 | 328.1 | 583.2 | 911.6 |
ここにない板厚や任意寸法の切板は、金属重量計算機で「板材・フラットバー」を選び、幅・厚み・長さ・枚数を入れると同じ式で計算できます。
3. 材質を変えたときの重量差
同じ6mm板でも、材質の密度で重さは大きく変わります。 下表は1m²と1m×2mを例にした概算です。
| 材質 | 密度 | 6mm 1m² | 6mm 1m×2m |
|---|---|---|---|
| 鉄・SS400 | 7.85 | 47.10 kg | 94.20 kg |
| SUS304 | 7.93 | 47.58 kg | 95.16 kg |
| アルミ A5052目安 | 2.70 | 16.20 kg | 32.40 kg |
| 真鍮目安 | 8.50 | 51.00 kg | 102.00 kg |
アルミ板は鉄板の約34%程度、SUS304板はSS400より少し重い、という感覚で見ると材料変更時の運搬重量を判断しやすくなります。
4. 計算例
例1:SS400鉄板 1000×2000×6mm、1枚
面積 = 1.0 × 2.0 = 2.0 m²
1m²あたり重量 = 6 × 7.85 = 47.10 kg/m²
重量 = 2.0 × 47.10 = 94.20 kg
例2:SS400 3×6板、板厚9mm、2枚
面積 = 0.914 × 1.829 = 1.672 m²
1m²あたり重量 = 9 × 7.85 = 70.65 kg/m²
1枚 = 1.672 × 70.65 = 118.1 kg
2枚 = 236.2 kg
例3:SUS304板 500×800×12mm、4枚
面積 = 0.5 × 0.8 = 0.4 m²
1m²あたり重量 = 12 × 7.93 = 95.16 kg/m²
1枚 = 0.4 × 95.16 = 38.06 kg
4枚 = 152.3 kg
5. 見積もりで外しやすいポイント
- 製品寸法と購入板寸法:切板の仕上がり寸法だけで重量を見ると、母材から抜いた残材や切断代が抜けます。 長尺材や帯板にする場合は端材取り(切断計算)で必要枚数や歩留まりも確認してください。
- 板厚公差:実際の板厚は規格公差の範囲で変わります。 概算見積もりでは問題になりにくいですが、重量物の積載や吊り治具を決めるときは余裕を見ます。
- 溶融亜鉛メッキの重量増:鋼板は表裏と小口にメッキが乗ります。 メッキ後重量を見込む場合は亜鉛メッキの重量増加計算も合わせて確認してください。
- 穴あけ・切欠き:大きな穴や多数穴がある板は、穴の体積分だけ軽くなります。 正確に見る場合は、穴の面積×板厚×密度を差し引きます。
鋼板の幅・長さ・板厚・枚数を入れるだけで、単重・総重量・材料費まで自動計算できます。
金属重量計算機を開く(無料)よくある質問
Q. 鋼板や鉄板の重量はどうやって計算しますか?
A. 重量(kg)=幅(m)×長さ(m)×板厚(mm)×密度(g/cm³)で求めます。鉄・SS400なら密度7.85を使うため、1m²あたりの重量は板厚(mm)×7.85kgです。
Q. 鉄板6mmの重さは何kg/m²ですか?
A. SS400なら6×7.85=47.10kg/m²です。1m×2mの鉄板なら47.10×2=94.20kgになります。
Q. 3×6板や4×8板の重量も同じ式で出せますか?
A. 同じ式で計算できます。3×6板は約0.914m×1.829m、4×8板は約1.219m×2.438mとして面積を出し、板厚別のkg/m²を掛けます。
Q. ステンレス板やアルミ板も計算できますか?
A. 計算式は同じです。SUS304なら密度7.93、アルミなら2.70など、材質に合わせて密度だけ置き換えます。
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